2010年9月18日土曜日

初めてさばきました

久しぶりの更新です。

先日、かみさんの誕生日でした。
朝、友達が家に来て『男ならプレゼントにシカかサルか獲ってこんかよー!』と冗談で言ってたら、
その10分後、『マジでシカが網にかかったぞ、いけんすっか?』とのこと・・・。
当然『食いましょう!』とは言ったものの、『オレ、さばいたことないっす…。』

そこで、猟友会のおじさんに来てもらって鉄砲で仕留めてもらいシカさばき講習を受けました。
小川のそばで足吊るして、皮はいで脚、首落として、肉切り分けつつ、内臓出して、レバー洗って・・・袋に入れて。ナイフと鉈であっという間に『食べ物』になっていきます。
こんな風に書くと、とってもグロテスクなものを想像しますよね。まだ温かく、動いている肉をさばくなんて…。写真はアップしないようにしておきます。

この瞬間はいつか訪れるだろうという思いが以前からあり、実は自分がどんな気持ちになるのか恐れていました。でもやってみて、食べた感想はびっくりするくらい動揺しないんです。反対にとても『安心したような』気持ちになりました。昔から自分はこんな風に肉を食べてきたという実感がアドレナリンとともににじみ出てきたような感覚で、とても大切な『食べる』ということの本質を私なりに確認できたと思います。

食べれる部位はすべて持ち帰り、友達にも配りました。巨大な脚の肉の塊を見たうちの息子は『うまそー!!』ですと・・・こいつは強いね!

一切無駄にしてはいけないという気持ちで感謝していただきましたレバ刺しや圧力なべで炊いた背骨周りの肉、ホント美味しかったです。

次回またこんな機会があれば自力でがんばってさばいてみようと思います。
しかし、唯一うちのかみさんは複雑な心境だったようで、手放しで喜ぶ感じじゃなかったような・・・。プレゼントがシカ肉だとは!