2010年2月25日木曜日

海食洞

シーカヤックで海食洞に潜入。波の音が反響して恐ろしいほどに響いていた。こんなことができるのも、シーカヤックの醍醐味ですね。




デッキ作り

屋久島はもう観光シーズン入りしたようで、レンタカーや登山客の方がぐっと増えてきました。が、私の方はまだ全然忙しくならずまだ、遊んでいます。みなさん、カヤックシーズンもはじまってますよー!

そういうわけで、我が家の財布はまだ冬なので、ウッドデッキ作りのアルバイトをしてきました。場所は、なんと『縄文杉』手前40分のところにある休憩場所です(遠)。屋久島ならではですね、通勤も普通にいけば徒歩3時間はかかります。でもそれでは仕事にならないので、山泊まりしてきました。

資材はほとんどヘリコプターで搬送しているので、それほど重労働ではなく組み立てと設置の仕事です。男3人楽しくやってます。もともと日曜大工大好きですから…。仕事を終え、山小屋に帰り6時の日没とともに焼酎の宴が始まります。2万円分もある缶詰パーティーです(笑)こんなに楽しくて、お金もらっていいものでしょうか?

2010年2月20日土曜日

花山で

今日はなんだか愉快なものを2つも見つけました。一つはこれ!



かわいいでしょ。上に雪が積もってるので猿も腰かけれません。そんで2つ目はこれ。



今までいろんな木のこぶを見たけど、これは最強です。おじいちゃん?

ソロツーリング



北西の風びゅんびゅんの日、尾之間の海はカヤック日和だった。

2010年2月18日木曜日

黒味岳



今こんな感じです。マイナス3℃くらいでした。樹氷がいい感じです。ヤクシマシャクナゲもけっこう花芽をつけています。

美味しい春

私は、原という集落に住んでいます。表記するときの読み仮名は「はら」と書くのですが、読みは「ハルオ」と読みます。これは昔からの名残で、原は屋久島の中ではもっとも暖かく、「春が生まれる場所」という意味の「春生」から派生したようです。

朝方などによく気温をはかるのですが、原と安房ではいつも3℃くらい違います。北にいけばもっと違うはずです。ちなみに昨日の朝の気温、原の里で11℃、安房で9℃、標高1300メートル淀川登山口では、-1℃でした。

帰りにタラの芽の出を見てきたのですが、安房はそろそろ芽吹きです。原はなんともう全部刈られていました。2度目をとるのも気が引けるので別の場所を探そうかな?そのあと家に帰りしいたけのホダ木からしいたけをとっていると、足元にはふきのとうが…。美味しい春、てんぷらでいただきました。

2010年2月15日月曜日

薪風呂

我が家では、風呂は薪で焚きます。毎日夕方は焚火の時間で、休みの日は薪作りに励んだりしてます。私の島生活の中ではとても大事な時間で、あわただしい毎日の中で落ち着きを取り戻せます。考えようでは、こんなに贅沢な時間もないんじゃないでしょうか?焚火嫌いな人ってあんまりいませんよね。

最近は焚火は趣味になりつつあり、高みを目指しています。木の種類や太さ、組み方、風の流れ、後の処理の仕方などを考えて、最良の火をおこします。やり方次第で、雨の中でも火は燃え続けるんですよ。

今うちには、ガジュマルの伐木が山積みです。近所の土建屋さんがダンプ2台分も捨てて行ってくれました。(笑)ほんとありがたいです。ガジュマルは、成長が速いためもろく手でぽきぽき折れます。焚き付けには最適ですね。そこに交じっていたイヌビワの木、グアバの木はずっしりと重く緻密な材で薪としてはハイグレードです。ヤブニッケイや、ハマヒサカキも良く燃やしますが、火付きも良く扱いやすいです。さて、屋久スギはと言いますと、うちでは実際流木の屋久スギを拾って焚き付けとして使っています。屋久スギは脂がのっているので、割り箸程度に裂くと、なんとライターでそのまま火がつきます。そして風呂中にいい香りが漂いアロマ効果もありそうです。千年生きた後に川を流され海に出て、浜に打ち上げられ我が家の風呂で灰となる。灰となった後は、庭のグアバの木の根元に撒かれ、土に還る。とても自然だと思います。


気が乗れば、家族そろって焼き芋をしたりダッチオーブンで料理して外ごはんにしたりもします。寒い季節に焚火にあたりながらの晩御飯って、きっと縄文時代から変わらずいいものなんでしょうね。

2010年2月10日水曜日

第二回漕会

今日は、屋久島セーフティーシーカヤック協会の漕会でした。午前中は喫茶樹林に集合してミーティング。屋久島中からシーカヤッカー達ぞくぞくと・・・。今まで面識もなかったような人たちが、シーカヤックを通して集い、安全に関して議論したり情報交換したり、島内シーカヤック環境もいい方向に動き出してます。

午後からは、親睦&特訓ツーリング(笑)気温25℃もあったため私は個人的に特訓しました。ロールやサーフィンなんかして遊んでるうちに、めっちゃ気持ち良くなってきて『帰りたくないー、もっと遊びたいー』
あらためてカヤックっておもしろいですね。やったこと無い方は、ぜひやってください。(宣伝じゃないよ)協会のみなさんありがとうございました。

2010年2月5日金曜日

日赤救急法講習

昨日、3日間にわたる救急法講習が終わった。3年前に受講していたのだが、いくつか変更されたところや忘れていたのもあり復習という意味で本当にためになった。

最終日のクライマックスは全受講生によるレスキューのシュミレーション!場面設定があり、傷病者役にはシナリオが渡されたお芝居なのだが、救助者役は講習で学んだ知識、技術を応用して救助していく。臨場感があり緊張しながらも冷静な思考と判断が要求される。

例えばこんな感じだ。ハイキング中のグループが帰路に付く途中前方の崖上から複数の人間が墜落してきた。携帯は通じず、連絡手段はない。一番近くにあるのは病院なのでそこへ走り、搬送器具などの資器材を持ってきてすべての人の手当をして病院へ搬送してください。と。耳をけがしていた男性は軽傷と思っていたら、手当の最中にだんだん意識が薄れ、呼吸もなくなっていく。頭を強く打っていたようだ。パニックになった別の男性は、連れていたペットのことしか頭になく叫び続ける。
こういった現場はなかなか実際には遭遇しないし、無いにこしたことはない、が我々ガイド業という職種上
あり得るし、骨折や捻挫などの手当、搬送は多々ある。しかも山の中、海の上で。

今回、講習を終えて一番感じたことは「知識だけでは何もできない」ということだ。もちろん知識は不可欠だが、その上で「この場合はこうする、この場合はこうする」と分かっていても、現場の空気の中で全体を見渡しより良い行動を選択、実行していくためには必ず日々の訓練が必要だということ。ある意味「体で覚える」というのに近い。不謹慎だが、私的にはこういった訓練はとても面白いので、人を集めてどんどんやっていくつもりだ。「遊び」ながら体で学んでいく。大人も子供も、このスタンスが一番いいんじゃないでしょうか?