2010年4月6日火曜日

本坊酒造見学

安房にある本坊酒造屋久島伝承蔵を見学に行きました。

蔵に入るや否や,芋のあまーい香りが…。焼酎飲みにはたまらんです。もう、仕込みの時期は終わり、蔵はきれいに掃除されていたのですが、この蔵の杜氏である本坊さんは見学を快く引き受けてくれました。



鹿児島に無数にある酒蔵の中でも、いまだに甕仕込みをしているところは珍しいそうですが、甕仕込みならではのうまみを引き出すために、こだわりを持ち続けているそうです。



ここが麹室。蒸した米に白麹を入れて適度な温度、湿度を保ち続けるそうです。現在では、コンピューター制御が当たり前・・・なのですが、やはりこの蔵では、手作業でした。天井にある小さな窓を開け閉めして調節するそうです。断熱材のない時代の建物なので、壁からは断熱材代わりのもみ殻がこぼれています。もはや、文化財ですね。

焼酎づくりの決め手はなんといっても麹造りなんだそうで、麹に触れる期間はみんな神経を使うそうです。強い納豆菌などには、焼酎用の麹は負けてしまうらしく、杜氏は納豆も食べれないそうです。




この蔵の見学は、だいたい15分から30分くらい。
出来れば、事前に連絡した方がいいそうですが、全然気負っていく感じじゃないです。
杜氏さんのしゃべりもうまいし、空いた時間にふらっと寄ってみるにはおススメです。

最後は試飲もさせてもらえますよ。私は運転なので飲めませんでしたが、
隣のお父さんは、4~5杯飲み比べていました!